「虚子と兵庫 2」



出口

順路

 



 草深い丹波・但馬は歴史的にも優れた文人を多く輩出した地方です。
丹波竹田村の酒造家に生まれた西山泊雲・野村泊月兄弟は大正から昭和にかけてホトトギスで活躍し,田中王城・岩木躑躅と共に一時代を画しました。昭和11年,ヨーロッパ遊学中にベルリンで虚子との運命的な出会いにより登場した第14代豊岡藩主京極杞陽は終生虚子を無二の師とし,その師弟の絆やエピソードは広く語り継がれるところです。

 丹波・但馬地方の俳壇はこれらの俳人を中心に確立され
全国の俳壇に確固たる地位をしめることになりました。






展示品一覧


パネル

野村泊月・くに女句碑(豊中梅林寺)
 「夏の日を淡しとおもう額の花 泊月」
 「梅かたし寺縁にあつき茶をたまひ くに女」

昭和46建立

西山泊雲句碑(氷上郡石像寺)
 「酒の澗する火色なきつゝじ哉 泊雲」

昭和22建立

扁額

虚子筆「小鼓」

 

扁額

小川芋銭筆「喫茶去」

 

書簡

近藤浩一路から野村泊月宛

昭和24年9月19日

書簡

久保より江から野村泊月宛

明治38年12月19日

高濱虚子「山川に一人髪洗ふ神ぞ知る 虚子」

昭和16年

「初雪や京饌寮に朝の客 泊月」

 

書簡

虚子から野村泊月宛

昭和20年11月12日

書簡

村上鬼城から野村泊月宛

昭和13年4月8日

色紙

高濱年尾「豊の田を蜻蛉も蝶も渡りゆく 年尾」

 

葉書

高野素十から野村泊月宛 6枚

 

京極杞陽「美しく木の芽の如くつゝましく 杞陽」

昭和11年

京極杞陽「山桜四百本のさかりなり 杞陽」

木兎400号記念

野村泊月
  
「清水湧くいづくともなきひゞきかな 泊月」

 

野村くに子画「日本画習作」

大正8年

扁額

虚子筆「古紫」

 

物品

椿子人形

 

葉書

虚子から安積叡子宛

昭和26年4月3日

書籍

虚子著「椿子物語」

昭和26年

書籍

虚子著「喜寿苑」

昭和26年

書籍

虚子著「点字本 喜寿苑」 毎日新聞社刊

昭和26年

雑誌

俳誌「木兎」第2号
俳誌「木兎」第62号
俳誌「木兎」第68号

 

葉書

京極杞陽・昭子から千原草之・叡子宛

昭和29年10月20日

葉書

京極杞陽から千原叡子宛

昭和32年6月13日

葉書

京極杞陽から高濱虚子宛

昭和33年9月2日

葉書

京極杞陽から高濱虚子宛

 

句碑拓本「山桜散るを惜しめやひらひらと 杞陽」

昭和60年建立

句碑拓本「この花に武将亡びし物語 昭子」

和田山町立雲峡

書籍

京極杞陽句集「花の日に」
京極杞陽句集「露地の月」
京極杞陽遺句集「さめぬなり」

昭和46年
昭和52年
昭和57年

書籍

京極杞陽句集「くくたち 上」
京極杞陽句集「くくたち 下」
京極杞陽句集「但馬住」

昭和21年
昭和22年
昭和36年

原稿

野村泊月筆「浩一路画伯の言行録」

 

物品

杞陽古希祝賀輪島塗沈金銘々皿5枚
 「鳰円山川の緩流に」
 「今立てる一白波や秋の海」
 「ロココ美として極まれる薔薇もあり」
 「美しく木の芽の如くつゝましく」
 「父に似つ母に似つ来て古稀の春」

昭和52年

書籍

西山泊雲句集「泊雲」

昭和9年

書籍

虚子著「進むべき俳句の道」

大正7年

書籍

野村泊月句集「旅」
野村泊月句集「雪渓」
野村泊月句集「定本泊月句集」
野村泊月句集「如月」

昭和12年
昭和19年
昭和26年
昭和36年

雑誌

俳誌「山茶花」10周年記念特別号

昭和7年

雑誌

俳誌「桐の葉」泊月追悼号

 

雑誌

虚子筆「小鼓」(俳誌「ホトトギス」掲載)

大正5

雑誌

俳誌「ホトトギス」小鼓広告

大正5年12月

短冊

野村くに女「夏書の座たゞ松籟のあるばかり」

 

短冊

田畑美穂女「立てば鴨くゞれば鳰と見て榻に」

 

短冊

小畑一天「瓢の笛むかしの音色忘れゐず」

 

短冊

高濱きみ子「新年の御挨拶出来かわいらし」

 

短冊

京極昭子「応仁の乱よりありし山桜」

 

短冊

高濱としを
  
「落ちて来し木の実に打たれをかしけれ」

 

短冊

西山小鼓子「酒の壜しづかにおくや露の草」

 

短冊

関 圭草「街路樹のみかんつらつらよき日和」

 

短冊

岩木躑躅「塀の内道の端梅飛々に」

 

短冊

田村木国「奉る花とてなくて春悲し」

 

短冊

中村若沙「ゆたかなる眉の動きて書きはじむ」

 

短冊

田中秋琴女「旅支度出来て夕かほ咲きにけり」

 

短冊

松尾いはほ「旅といふほどゐらねども秋の風」

 

短冊

稲畑汀子「長男と競ひ泳ぎて負けまじく」

 

短冊

阿波野青畝「この神のもと佛なり神無月」

 

短冊

皆吉爽雨「天懸ける雪崩のあとや永平寺」

 

パネル

野村泊月と小山鬼三子 早稲田大学開校記念

明治35年

パネル

坪内逍遙から野村泊月宛書簡

明治38年12月19日

パネル

虚子と杞陽 堺にて

昭和30年代

パネル

京極杞陽俳諧詩
 「口笛」(「木兎」掲載)
 「嵯峨菊」(「木兎」掲載)


昭和49年2月
昭和55年2月

パネル

西山泊雲年譜

 

パネル

野村泊月年譜

 

パネル

京極杞陽年譜

 

パネル

岩木躑躅,高濱虚子,野村泊月

大正時代

パネル

京極杞陽 大津月心寺にて 下田宏堂撮影

昭和50年代頃

葉書

虚子から野村泊月宛葉書5枚

 


出口

順路