第一回 「虚子と兵庫」



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出口

 




短冊

田村木国「鶯の鳴く谷々や下山僧」
皿井旭川「蹴て去る蝶に牡丹ゆるぐなし」
日野草城「白梅や日光高きところより」




短冊

高木石子「昨日立ておきし落葉の帚取る」
下村非文「又もとの己が日々なり鳥総松」
皆吉爽雨「郭公の且うつりとぶ田を植うる」




短冊

森川暁水「椋鳥の冬まためぐり軍あらず」




軸(選句稿)

播水・虚子入門十五年謝恩夕食会

昭和10年4月24日




扁額

小出楢重絵に虚子賛
「花衣脱ぎもかへずに芝居哉 虚子」




 

 


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