常設展示



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出口

存問から極楽の文学へ

 

「音楽は尚ほ
  続きをり」原稿

昭和21年6月

「音楽は尚ほ
  続きをり」掲載号
「苦楽」
  昭和21年7月号

小諸疎開中の
 虚子から
  岡安迷子宛葉書

昭和21〜22年



「森田愛子七周忌法要寄せ書き」
昭和二十七年9月

 山中温泉の芭蕉翁滞留記念第一回俳句大会に招請された虚子は、ついでに三国虹屋、故愛子居を訪れ、七周忌を修した。


何となく永久が助音に露時雨

虚子

心とは何の心ぞ供華野菊

鹿郎

記憶濃く或ひは薄く紅葉恋う

柏翠

繰上げて愛子忌修す初時雨

慈童

秋の蝶飛び法会のまたつゝき

積翠

句碑を見て独りうなづき秋風に

立子

吹きもまれをり露草も赤のまゝも

桜坡子

今朝散りし萩を愛子の母惜しむ

杞陽

吹かれゐる野菊のそばの憩い海女

播水

秋時雨去れば虹立つこともあらん

年尾



森田愛子
 七周忌法要
   寄せ書き

昭和27年9月

 

 


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