虚子記念文学館投句特選句 令和7年
2025/令和7年2月 特選句・入選句 PDF
−−2025/令和7年2月−−
【特選 10句】
虚子が守る次郎左ヱ門雛かな
兵庫
藤井啓子
春灯の照らす明治のホトトギス
京都
西村やすし
心竹の朱墨のエールあたたかし
兵庫
涌羅由美
雪男には素通りの雪女
奈良
河村久美子
春を待つ君の指先駅ピアノ
三重
池本準一
深夜二時過ぎし無言のちゃんちゃんこ
愛知
海神瑠珂
薄氷のひかりひきつぐ蕾かな
東京
桜鯛みわ
盆梅に見ゆる古木の気品かな
兵庫
山岸正子
転校の友へ寄せ書きクロッカス
愛媛
星月彩也華
梅咲いて石山寺へ道は坂
滋賀
太田 慈
(青少年)
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2025/令和7年1月 特選句・入選句 PDF
−−2025/令和7年1月−−
【特選 10句】
待春の潮の香となる松林
兵庫
田村惠津子
米寿へと一歩門を出る初景色
京都
西村やすし
初空の光の鼓動差し込みぬ
兵庫
奥田好子
大寒の地を蹴る音の硬さかな
和歌山
中島紀生
登り来て一目五万戸初景色
大阪
須知香代子
集ひたる帯の模様にある淑気
兵庫
辻 桂湖
三十年を経てなほ街の悴みぬ
東京
宮村土々
会へば直ぐ雪の深さを問ふ友等
新潟
安原 葉
ずる休みしたる天帝寒の晴
石川
辰巳昌彦
雪うさぎ何もなくても消えないで
滋賀
太田 慈
(青少年)
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