常設展示



06

花鳥諷詠

 

虚子筆原稿

「厭な顔」



「白牡丹といふと
 いへども紅ほのか」

大正14年



「虚子と4Sの
    寄せ書き」

「鶯や
 前山いよゝ
  雨の中 秋桜子」

「灯を入れし
 走馬灯を
  厨より 素十」

「初暦頼みもかけず
 掛けにけり 虚子」

「きつね火や
 まこと顔にも
  一くさり 青畝」

「大いなる
 方創顔に
  これの鷲 誓子」

大正15年



「流れ行く
 大根の葉の
  早さかな」

昭和3年

虚子短冊

「此松の
 下に佇めば
  露の我」

大正6年

「大空に
 伸び傾ける
  冬木哉」

大正15年

 

 


06