第2回芦屋国際俳句祭開催
去る平成14年3月23日(土)、第2回芦屋国際俳句祭が芦屋市民センタールナ・ホールにて開催されました。
各賞の表彰式に続き、朝日俳壇選者で「古志」主宰の長谷川櫂氏による記念講演「花鳥諷詠という思想」が、午後からは同会場にて(社)日本伝統俳句協会主催のシンポジウムが「俳句定型のもたらすもの」というテーマにおいて、コーディネーターに稲岡長氏、パネリストに有馬朗人氏、稲畑汀子氏、金泰定氏、星野恒彦氏、ロバート・E・ギャリティ氏(通訳 稲岡忠行氏)を迎え行われました。
夕刻からは虚子記念文学館他を会場に「懇親分散小句会 五つの輪」と題して少人数による自由な俳句会を開催しました。
第2回芦屋国際俳句祭入選句
表彰式の様子
選考委員長講評
懇親分散小句会 五つの輪
小句会 別会場にて
懇親分散小句会 「五つの輪」優秀句
・ホールA 有馬朗人・稲畑廣太郎選
二分咲の花の気息に触れて来し
上田悦子
銅
種袋振って人生変はらざる
石塚春美
・ホールB 川崎展宏・星野恒彦選
ものの芽の空気の層を突き開く
千原葉子
・談話室 長谷川櫂・河野美奇選
金
花の駅より花の旅花の雲
藤浦昭代
・図書室 宇多喜代子・山田弘子選
酒樽をしだれ桜の下に置く
金 泰定
・稲畑邸 今井千鶴子・坊城俊樹選
銀
花三分なりし芦屋の明るさに
上崎暮潮
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