財団法人虚子記念文学館設立7周年記念
虚子生誕記念俳句大会


 平成十九年二月十一日(日)、記念文学館多目的ホールにおいて、財団法人虚子記念文学館設立七周年記念 虚子生誕記念俳句大会を開催致しました。
 俳句募集の表彰式に続き、安原葉氏の講演「私の虚子先生七不思議」、討論「虚子十句の鑑賞U」を行いました。当日は多目的ホールいっぱいの百二十名のご参加を頂き大変盛会となりました。



特選ご入選の三村純也氏(左)と
稲畑汀子館長(右)


講演「私の虚子先生七不思議」
講師 安原葉氏


討論「虚子十句の鑑賞U」
(左から)司会・稲岡長氏、(論者)今井千鶴子氏、辻桃子氏、三村純也氏、安原葉氏、


特 選

汝教授我老教授温め酒

兵庫

三村純也

考へる地球の未来木の実降る

兵庫

小田ひろ

葉を落とし落とし尽して春を待つ

岩手

伊藤とほ歩

入 選

大虚子の百句こころに去年今年

兵庫

浅井青陽子

くれなゐの色を秘めたる冬芽かな

埼玉

中村陽子

冬枯の野山は重さ失へり

東京

岩村惠子

紙漉の一村絶えし山眠る

富山

指中恒夫

一歩ごと松虫草の野となりし

兵庫

山村千惠子



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