虚子記念文学館一周年記念俳句大会開催

 

 



  去る平成13年4月1日(日)、虚子記念文学館一周年記念俳句大会を芦屋市民センタールナ・ホールにおいて開催いたしました。
 会場には500名近くの方が来場され、シンポジウム「虚子俳句の魅力について」,第一回虚子記念文学館賞入選句表彰式、及び当日投句入選句の発表が行われました。


3名のパネリストによるシンポジウム


 
 第一回虚子記念文学館賞の俳句募集には、日本全国及び海外からも一般の部に10,187句、青少年の部に4,145句の応募があり、特選に入選された17名(1名欠席)が授賞式に参列されました。

 入選句集(当日投句分は除く)を虚子記念文学館にて販売しております。詳しくはお電話にて、文学館までお問い合わせ下さい。
(TEL:0797-21-1036)



第一回虚子記念文学館賞入選句表彰式


受賞の様子



第1回虚子記念文学館賞入選句

<一般の部>

虚子記念文学館大賞 

醉筆といふあたたかき一軸も

大阪

蔦 三郎

兵庫県知事賞

一と抱へ程ある浪の花も飛ぶ

金沢

宮本三重子

芦屋市長賞

仕返しの方が大きな雪つぶて

尼崎

ほりもとちか

朝日新聞社賞

湖に雨走り出す合歓の花

飯塚

梶原健伯


<青少年の部>

虚子記念文学館賞

突然に始まつている雪合戦

名古屋

斉藤大祐

芦屋市教育長賞

初夢にだかれた虚子のひざの上

浜田

山本楽

朝日新聞社賞

花の雲くぐつてきたら一年生

芦屋

岡田祐樹


当日投句特選

<稲畑汀子選>

松のみち行き花のみち行きて着き

大阪

蔦 三郎

天も又散るを惜しむか花の冷え 

芦屋

長尾輝星

<安原葉選>

虚子を語る花の一会となりにけり

神戸

三村純也

虚子館へ海の祝意の春の虹

石川

高堂智恵子



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